作曲のやり方は実に様々で、自分以外の人がどうやって作曲しているのか、とても気になりますよね。
そこで今回は、私が普段よくやっている作曲のやり方を紹介してみたいと思います!
用意するもの
- アコースティックギター
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ギターでコードを弾きながら鼻歌でメロディーを乗せていきます。
- スマホのボイスメモ
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思いついたメロディーを録音します。
- A4コピー用紙
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曲のコード進行やキー、作曲した日付などを書いておきます。
ノートだとページを切り離せないのと、使い切ってしまうのがなんとなく嫌で、コピー用紙にパンチで穴を開けてファイリングしています。
- シャーペン、消しゴム
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間違えたら消せるので、緊張せずに気楽に書けます。
曲作りの手順
私は、「コード → メロディー → 歌詞」の順で曲を作っています。(曲先、コード先行型)
ゼロからメロディーを考えるより、コードの音を鳴らしながらメロディーを連想するほうが楽に作曲できるからです。
歌詞から作る「詞先」の方が簡単という人もいるようですが、私にはちょっと難易度が高いです(>_<)
でもいつかは挑戦してみたい!(笑)
また、一般的な曲の構成は、
「イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → Cメロ → ラストサビ → アウトロ」という流れがほとんどですが、
私の場合、「サビ → Aメロ → Bメロ → その他のパート」の順に作って、後から並べ替えます。
曲で一番盛り上がる「サビ」を先に作って、サビを引き立てるために他のパートを逆算して作っていくといった感じです。
詳しいやり方を紹介していきます!
1. 曲のイメージを決める
作りたい曲のイメージを決めます。具体的であるほどいいですが、「春っぽい曲」、「海を連想するような曲」みたいな感じで、漠然としたイメージでも問題ありません。
2. サンプル曲を決める
頭に浮かんだイメージだけで曲を作るのが難しい場合は、サンプル曲を決めます。
自分が知っている曲の中でイメージに最も近い曲をピックアップして、その曲を模倣して作るといった感じです。
U-FRETなどのサイトでサンプル曲のコード譜を探して、ギターで弾き語ってみて曲の全体像を把握します。
リズム感やコード進行など、その曲の特徴といえる部分を取り入れて作曲します。
3. サビを作る
曲の中で一番盛り上がる「サビ(Chorus)」の部分から作っていきます。
- ①ギターでコードを弾きながら鼻歌でメロディーを乗せる
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コードの響きからメロディーを探っていきます。
- ②思いついたメロディーをスマホのボイスメモで録音する
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可能な限りたくさんのメロディーの案を出して録音していきます。
また、コード進行を紙に書いておきます。
- ③録音したメロディーの中から一番良いメロディーを採用する
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一発で究極のメロディーを作るのは難しいので、思いつく限りたくさんのメロディーの候補を出してみて、その中で一番光るものを選ぶようにするとスムーズに決まります。
- ④メロディーを何度も歌って口慣らしする
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思いついたばかりのメロディーはまだ揺らいでいるので、安定するまで何度も歌って微調整していきます。
- ⑤確定したメロディーを録音する
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完成版のメロディーを録音し、後から分かりやすいファイル名を付けて保存しておきます。
4. Aメロを作る
続いて、歌の冒頭部分の「Aメロ(Verse)」を作っていきます。
サビとある程度の統一感を持たせつつ、サビより静かで安定した雰囲気を意識するのがポイントです。
※メロディーを作る過程は、「3. サビを作る」の①~⑤と同じです。
5. Bメロを作る
Aメロとサビを橋渡しするための「Bメロ(Bridge)」を作ります。(Bメロが無い曲もあります)
Aメロから物語を展開させつつ、サビに向かって期待感を煽るためのパートです。ある意味作るのが一番難しいパートかもしれませんね。
Bメロは一般的に以下のような特徴を持っていることがほとんどのため、これらを意識して作っていきます。
- Aメロやサビとは対照的に不安定な雰囲気がある。
- サビに向かって盛り上がっていくため、緊張感をまとっている。
- サビの手前で「タメ」を作っていたり、特徴的なフレーズや独特な響きのコードが登場する。
※メロディーを作る過程は、「3. サビを作る」の①~⑤と同じです。
6. Aメロ / Bメロ / サビをつなげて曲の1番を完成させる
完成したAメロ、Bメロ、サビをつなげて歌って録音します。
各パートをつなげて聴いてみた時に違和感を感じたり、全体のバランスがとれていないと感じたら、その原因を考えて修正を行っていきます。
これで曲の1番が完成です。
7. 1番をベースに2番を作る
続いて、曲の2番を作ります。
基本的に1番と同じ構成が繰り返されることがほとんどですが、全く同じだと聴き飽きてしまう場合は、多少の変化を付けることも検討できます。
既存の曲を分析してみると、2番ではAメロやBメロの繰り返し部分がカットされていたり、歌詞に合わせてメロディーの譜割りが変化していたりと、聴き飽きないための様々な工夫が施されていることが分かります。
8. イントロ / アウトロ / 間奏 / Cメロ(大サビ)を考える
曲全体のバランスを見て、イントロ、アウトロ、間奏(歌がない部分)をどうするか考えていきます。
これらのパートのコード進行は、Aメロ、Bメロ、サビのどこかで登場するコード進行がベースになっていることがほとんどのため、割と簡単に決めることができます。
また、イントロやアウトロは省略するという選択肢もあり、サビ始まりの曲なら必然的にイントロは不要となります。
ラストのサビを盛り上げるために、2番サビの後に「Cメロ(大サビ)」を登場させることもあります。
9. 完成したパーツをつなげて1曲に仕上げる
曲の最初から最後までの全てのパーツをつなげて歌い、録音します。
曲全体を改めて聴いてみて、不足がないか、あるいは余計なものがないかを確認します。
「ラストのサビは2回繰り返したほうがしっくりくるなぁ」
「Bメロはあえて無くしたほうがシンプルで聴きごたえがある!」
などのように、全体を見渡すことで新たな改善点が見えてくることがあります。
また、これまで断片的に書き留めていたコード進行を1枚の紙にきちんとまとめて、コード譜に仕上げます。
このコード譜に曲が完成した日付を書いておくと、後から録音データの日付と照らし合わせて探しやすくなります。
10. 歌詞を付ける
歌詞を付けたら曲の完成です!
サビのメロディーに似合う歌詞を思いつく限り書き出してみて、一番ピンときたワードを採用します。
そのワードからストーリーを広げていって、残りのパートも埋めていきます。
最初からテーマを決めて書くのが難しい場合や、メロディーと言葉の相性を重視したい場合におすすめの方法です。
【最後に】まとめ
今回は、私が普段からやっている作曲のやり方を紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
初心者だった頃から何気なくやっている作曲法ですが、文章に起こしてみると意外と細かい手順に切り分けられていて、自分でも色々な発見がありました。
このような具体的な作曲のやり方は意外と明かされていないため、もっと色々な人とお互いの作曲のやり方を共有し合えたらいいなと思っています。
「私も同じような方法で作曲しているよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄でおしえてください♪
今回紹介したように、「コードにメロディーをつける」ほうが、「メロディーにコードをつける」より簡単といわれているため、初心者にもおすすめの方法となっています。
オリジナル曲を作ってみたいという方は、この記事を参考に曲作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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